にちじょう。えそら。

この度、日常とエソラが合体!創作もします。アニメ、漫画、アーティストさんの話します。ごゆっくり見ていってください!

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第九話 一夜明けた日常

「…きてください、卓斗さん」ん…誰かの声がする。来てください?どこにだ。「起きてください、卓斗さん!」はっ!っと声を上げながら、枕のなかに押し込んでた顔をガバっとあげた。時間は、8と12に針を刺してる。つまり8時だ。「ち、遅刻だ!!」卓斗は…

第八話 裁きの終結

バンッ!鍵穴に見事に的中させ、扉は俺が勢いよく開けた。ガラッと鳴りそのあとに俺たちの足音が続く。くるみが拳銃を構えていった。「動かないで!!」その声は、俺をも驚かせるような迫力だった。黄泉人の男の手が止まった。子供の首にナイフが刺さろうと…

第七話 初めての裁き

あれから10分も外で待たされていた。家族に説明してるなら、どれだけ信じてもらえてないんだろう。最初入ったら、驚きの声を上げるのが普通だが、家族の声が全く聞こえない。やっぱり、あのおじさん怪しい。―ガラララララ・・・やっと説明が終わったのかわ…

第六話 初めての仕事

今日は俺は生き返った。ということはこの世界で他にも生き返った人がいるということだ。シンは、その黄泉人を察知することができる。そしてこの組織に受け入れられてからすぐに俺の初めての仕事が始まった。 耳には指示班からの指示を聞くためのイヤホン。シ…

第五話 行動班に任命!?

こ、行動班として働けだと・・・?あまりにも突然の展開に、言葉を失った卓斗。「い、いままで、行動班はずっと一人で?」「いや、もう一人いたのだが、ちょっとやめてしまってね」さっきまで冷たかった手が、日の光のおかげで温まってきた。「もし、いやだ…

第四話 黄泉がえりという組織

「待っていたよ。卓斗君」卓斗・・それが俺の名前…「あの、ここは・・」なんで緊張してるのかわかんないけどかすれた声が出た。ちょっと沈黙があった。ここは・・っていったが、そのあとの言葉が出ず沈黙になったのだった。その間に、部下らしき二人の姿が、…

第三話 記憶の消失

何を言い出そうか迷って、唇が震えていた。しかし、何とか抑えつつ、冷静さを装い、話し始めた。 「私はくるみ、ここ黄泉がえりの組織で働いている者です。あなたがお目覚めになるのをお待ちしておりました、上で私以外にも待っている方達がいます。さあ 、…

第二話 蘇る

そして、今くるみは、ツインテールを揺らしながら食事をのせたお盆を持ち、足元に注意しながら階段を下りている。 くるみが、待ちに待った人が今日蘇るのである。その人は、この「黄泉がえり」の組織の建物の地下に眠っているのだ。でも、心配事があり、最初…

第一話 黄泉がえる世界

今日は、とうとう生き返る。やっと生き返ってくれる。思えば、あれから2年。 短いようで、長かった。 でも、やっとその苦しみから解放される日が来た。シンさんの言う通りなら、 今日は満月で、人が蘇る・・・生き返れるのだ。そして、あの人も・・・。 私…